「楽Pay」による年会費の割引とショッピング保険サービス

次のカード会社が発行するクレジットカードには、年会費を割引する条件として「楽Pay」の利用があります(いずれも三菱UFJニコス傘下です)。「楽Pay」とはリボ払いサービスのことです。
リボ払いによる年会費割引なら三井住友VISAカードの「マイ・ペイすリボ」を知っている方もいると思います。

どちらも利用者に対して年会費の割引をサービスを行っていますが、その年会費割引適用条件の内容は微妙に異なります。

楽Payによる手数料の割引

楽Payによる手数料の割引は、次の3つの条件を全て満たさなければいけません。
  1. リボ払い手数料を発生させること
  2. 発生したリボ払い手数料を、口座引き落としで返済すること
  3. 楽Payを解除しないこと
例えば、発生したリボ払い手数料をカード会社指定の口座へ全額振込返済した場合、条件を満たしたことにはなりません。

口座引き落とし返済でなく、振込返済であるためです。

楽Payによる手数料割引はリボ払い手数料の発生が条件

マイ・ペイすリボは実際にはリボ払い手数料の発生は条件ではないのです。
しかし、「楽Pay」はリボ払い手数料の発生が条件になっています。

それじゃあ素直に年会費を満額払っておこうと思った方もいると思いますが、リボ手数料が「1円」でも年会費は割引になるのです。

それなら手数料数円を払って、年会費割引を行わない手はありません。

まずは年会費がいくら割引されるか

割引額は年会費の額により変わります。
通常年会費(税別)「楽Pay」年会費優遇適用で・・・
〜2,778円年会費(税込)の半額を割引
2,779円〜4,630円年会費(税込)から2,000円を割引
4,631円〜年会費(税込)から3,000円を割引
最大で税込の年会費から3,000円が割り引かれます。

税別と税込でわかりづらいですが、例えば年会費が12,500円+税の場合、税込で13,500円です。
この額から3,000円が割引されることになりますので、年会費は税込で10,500円になります。

1円でもリボ払い手数料が発生すれば、年会費は割引されます。

支払設定額よりプラス500円で繰り越してください

リボ払い手数料を最小にするには、次の方法を実践してください。

例えば楽Payの月々の支払設定額が5,000円なら5,500円、2万円なら20,500円をカード利用してください(キャッシングは含みません)。

支払設定額より500円多く使うことがベストです。
これ以上でも問題ないですが、多くなるほどその分リボ手数料が発生することになります。
なお、500円未満はリボ手数料が発生しません。

支払設定額は最大で10万円まで設定可能です。
ここでは一例を挙げて説明しますが、15日締め、10日払いのカードで考えます。
■4月16日〜5月15日
支払設定額を2万円として、この期間内に20,500円カード利用したとします。
この利用分の請求は6月10日に引き落としとなります。

なおややこしくなりますので、この期間以外にカードは使わなかったこととします。
■6月10日
引き落とし日です。

支払設定額が2万円ですので、2万円が引き落としされます。
500円が残ることになりますが、この日から利息の計算が開始することになります(前日の6月9日までは利息の計算はスタートしていません)。
■7月10日
この日に500円とその利息を支払います。
結局利息の計算は次のようになります。

500円×5日間(6月10日〜6月14日)×15.0%÷365日≒1.027…→1円(小数点以下切り捨て)

7月10日に引き落としがかかる分は、5月16日〜6月15日までのカード利用一回払い分も含まれます。

説明@ 手数料計算期間について

カードローンは借りた日の翌日から返済日当日まで、利息が発生します。

例えば、4月16日に借りて7月10日に返済したとします。
この場合、4月16日の翌日の17日から、返済日の7月10日までの日数85日に対して、利息が発生します。

しかしクレジットカードのリボ払いの場合は全く異なります。
その理由は一回払いが手数料不要であるためです。
4月16日〜5月15日5月利用分。この期間に20,500円を利用。


6月10日5月利用分の引き落とし日。一回払いなら手数料がかからない。支払設定額より足が出た分はこの日から利息が計算されることになる。
6月14日Aの利用分のリボ払い手数料計算がここで一旦ストップする。
6月15日6月利用分(5月16日〜6月15日)の締日です。
6月16日7月利用分(6月16日〜7月15日)の開始日です。


7月10日6月利用分の引き落とし日。この日に5月利用分の残額の500円と6月10日〜14日の手数料が請求される。
5月利用分(4月16日〜5月15日)で発生した手数料は7月10日に支払うことになるわけですが、手数料は7月10日までかかるわけではなく、6月10日〜14日分となるわけです。

不思議に思われるかもしれませんが、このような計算期間になるのです。

ちなみにリボ払い分が7月10日以降も続く場合は、リボ手数料の計算はストップすることなく、連日で発生することになります。

説明A 何故、足の出る金額が500円としたのか

まず通常は、三菱UFJニコスのリボ手数料率は年率15.0%です。
一部のカードで手数料率が異なるようなので、会員画面か利用代金明細書等で確認してみてください。

リボ手数料は”手数料”と呼ばれているものの、実質的には利息(金利)です。
キャッシングの利息もそうですが、利息計算は小数点以下が切り捨てとなります。

これは貸金業法によって金利の上限は厳しく定められており、四捨五入で繰り上げてしまうと上限金利を超えてしまうこともあるためです。
ほんのわずかでも金利の上限を超えることは許されないため、どのケースでも切り捨てとなります。

そしてリボ手数料1円を発生させる利用額ですが、6月10日〜14日で手数料1円という額を導きだすのなら400数十円になるのですが、付利単位(利息を発生させる単位)が100円となっているため、400数十円では条件を満たせず手数料は発生しないことになります。

ようするに10円単位以下が切り捨てとなり400円で計算されてしまい、手数料が1円未満になり、結果0円となるのです。

月々の支払額プラス500円」この金額を月間カード利用期間内に使用すればOKです。

必ず口座引き落としでリボ手数料を払うこと

上述の通り、口座引き落としでリボ払い手数料を返済する必要があります。

ここでショッピングリボの繰上返済方法を紹介したいと思います。
何故紹介するかというと、元金の調整に利用できるからです。

間違っても、口座引き落とし以外での全額返済を行ってはいけません。
口座引き落としのみ、手数料割引の対象となるためです。

返済方法を駆使して元金を調整する

例えば、次のようなカード利用状況だったとします。この場合、引き落とし日以降に15,500円が繰り越しされます。
この15,500円からリボ払い手数料が発生しますが、上述の通りリボ払い繰越額は500円が最善です。

このままいくと、リボ払い手数料が数十円になります。
リボ手数料をなるべく安くしたいなら、一部を繰上返済することです。

ATM返済であれば千円単位の返済が可能です。
15,000円を口座引き落とし日翌日に繰上返済すると、リボ払い繰越額は残りの500円になります。

このような利用方法ができるのです。
1.ATM返済
発行会社により利用できるATMは異なります。
それぞれ、次のマークがあるATMが利用できます。
NICOSカード
MUFGカード
MasterCard・Visa会員
JCB会員
DCカード
返済は原則千円単位で、ATM手数料は不要です。
2.振込返済
カード会社へ連絡して振込口座を案内してもらい、その口座へ振り込むことで返済とします。
基本的に引き落とし日にお金を用意できなかった場合のための措置です。

返済単位は1円から可能ですが、振込手数料がかかります

楽Payを解除しない

楽Payを解除すると、年会費無料の特典を受けることができなくなります。

おそらく年会費請求月に加入していれば、その前月に解除していたとしても年会費の割引を受けることはできると思いますが、未確認です。

ですので、リボ払い手数料を支払いたくないなら、リボ払い設定額を上限額の10万円にしましょう。

10万円を超えてカード利用した場合は、ATMで返済してしまいましょう。

楽Payのリボ払い手数料徴収方式について

楽Payには「リボ払い手数料徴収方式」が2種類あります。
支払設定額を元金のみとするか、元金プラス手数料(利息)とするかの違いです。

前者にした場合、「支払設定額」のみの支払いとなります。
後者の場合は、リボ払いによる毎月の支払額は「支払設定額プラス利息」となります。

ウィズイン方式、ウィズアウト方式といいます。
ウィズはおそらく利息のことであり、これを支払設定額に含めるか(インするか)、含めないか(アウトか)という意味だと思います。

この支払方法は「リボ払い手数料1円」に関係ないの?と思った方もいるかもしれませんが、これは関係ありません。

例えば支払設定額を3万円とした場合、どちらの支払方式であったとしても3万円を超えなければリボ払いにはなりません。
楽Payは一回払いが手数料不要だからです。

ここではリボ払いの仕組みは述べませんが、関係ないということだけは確かです。

楽Payによるショッピング保険サービス

多くのクレジットカードでは、カード決済した商品はショッピング保険の対象となります。
しかし↑のカードで決済した場合、その対象とならないケースがあります。

それは次の条件をどちらも満たしたときです。カードランクが「一般」であっても、1回払い以外の支払方法をとればショッピング保険の対象となります。

1回払い以外の支払方法とは、次のような方法です。以上の支払方法を選択すればショッピング保険の対象となります。

もちろん上で述べた手数料1円の方法を使っても、ショッピング保険の対象となります。

クレジットカードのショッピング保険というとあまり気にかけないと思いますが、このようなサービスもあるということです。

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